1960年代、国内自動車レース黎明期においては、自動車メーカーが参加するスポーツカーレースが人気となる一方、フォーミュラカーレースの普及は遅れていたため、フォーミュラカーレースの振興、およびF1グランプリ誘致への基礎として、1969年~1977年まで日本自動車連盟(JAF)主催のJAFグランプリが開催されました。
国内では「日本グランプリ」に次ぐ格式のイベントとされ、1986年まではF2等の国内トップフォーミュラに、1988年から1990年まではスポーツカーレースにそのタイトルが掛けられました。
その後JAFグランプリは中断していましたが、20年の空白期間を経て2010年にJAFグランプリは復活し、2013年までの4年間、シリーズカレンダー終了後のノンチャンピオンシップレース(カップ戦)として、富士スピードウェイを舞台にスーパーフォーミュラ(旧フォーミュラ・ニッポン)とスーパーGTの日本を代表する二つのレースを同時に観戦できるビッグイベントとして開催されていました。
そして2014年からは、1986年以来28年ぶりに鈴鹿サーキットに舞台を移し、スーパーフォーミュラのシリーズ最終戦に”JAFグランプリ”のタイトルをかけて、「JAF鈴鹿グランプリ」として開催しています。